フリーランスになるには?【収支計画書編】

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収支計画書とは?

収支計画書とはあなたの事業の「収入」「支出」の計画を表にして、実際にどれくらいお金が残るのかの予測をまとめたものです。これから事業をはじめるに当たり、お金がちゃんとまわるのか、何にどこまでお金を使えるのかを先読みすることができる、非常に大切な資料になります。フリーランスになる方は、お金のことはひとまず置いといてという方もいますが、しっかりお金の見通しを持っておくことは大切です。さらに今後事業をやっていく上で、料金表などを作成する際の指標ともなるので、つくっておくことをオススメします。独立直後は、まだ何も分からないと思いますが、目標くらいの気持ちでつくっておけばOKです。実際に事業をはじめてみて、計画も修正していけばいいのです。

 

収支計画書の作り方

インターネットで「収支計画書 テンプレート」と調べれば結構いいテンプレートが出てきます。何個か見比べてみて使いやすそうなものを選択しましょう。だいたい同じだと思いますよ。個人的にはシンプルな作りの下記テンプレートがオススメです。フリーランス(個人事業主)用に作られています。これに沿って入力していけば、基本的にはOKですよ。

template.k-solution.info

収支計画書の作り方~売上高~

まずは収入のもとになる売上高の予想を入力していきましょう。まだ独立前、独立すぐの方は、いったいどのくらいの売上高になるのだろうと想像がつかないかもしれません。それは当然だと思うので、単純に月の目標×12か月で計算して入力しちゃいましょう。とりあえず最初はそれで問題ないです。その後、事業を運営していきながら、「だいたい月にこのくらいの売上幅だな」という感覚がつかめて来るはずですので。現状分かっているもの(独立初月など)に関しては正しく入力してくれて大丈夫です。2年目以降は、前年度のをベースに目標設定するといいでしょう。

収支計画書の作り方~経費~

そのあとは経費の計算を行います。当然仕入れ原価が発生するビジネスモデルの方は、その仕入れ額を入力し、その後固定でかかる経費(家賃やインターネット代など)を入力します。固定でかかる費用は割と簡単に入力できるかなと思います。その後、変動経費を考えていきます。個人事業主の場合は、自宅が仕事場となることが多いので、生活費や電気代、水道代などもここで考えていきましょう。この辺りまで考えていくと、だんだん独立後のお金の流れが見えてくると思います。

収支計画書の作り方~各種控除~

各種控除とは簡単に言えば「各種税金」と「健康保険」と「年金」です。その他、生命保険などに加入している場合は、その金額を入力していきましょう。個人事業主になると「税金」「健康保険」「年金」の支払額は変わってきます。どれもしっかり計算できるので、ネットで調べて入力しましょう。時々、このお金を計算に入れずに独立してお金が払えないという人がいます。この部分は確定申告の際も重要なので、しっかり把握しておくことが大切です。さて、ここまで入力できれば、自然と「最終利益」が計算されているはずです。「最終利益」をみながら、売上をもっと伸ばすのか、経費を削減するのか、考えてみるのも面白いですよ!